会社概要

トップメッセージ

私たちソニック・バイオは、創業以来一貫して超音波応用機器の開発・製造を続けてきました。現場主義を徹底し、ことあるごとに医療や研究の現場に足を運び、声を聴き、その意見を反映したモノづくりをすることを心掛けてまいりました。

そうした中、常にバイオハザードの危険にさらされている、現場の研究者の切なる声から誕生したのが、今も弊社の主力製品である『BIORUPTOR』シリーズです。
『BIORUPTOR』は、サンプルを密閉した状態で超音波処理が可能なためコンタミネーションがないのはもちろん、ウイルスや細菌研究の最先端で戦う研究者をバイオハザードから守ることで安心して研究に取り組める環境づくりに寄与し、如いては生物科学における未来へ貢献していると自負しています。

現在私達が持つ、この超音波技術は、日本の先人達が残してくれた技術に基づいています。
周波数や出力、振動子の種類などの要因により全く違う結果を示す超音波を、先人たちはコツコツと実験を積み重ねて研究現場で利用できる技術にまで発展させてきました。この技術のさらなる発展と次世代に継承していくことは私たちの使命の一つだと考え、今後もより一層の努力を積み重ねてまいります。

代表取締役 伊藤和雄


経営理念

常に新しい視点で超音波と向きあい、
最先端の研究をアナログ技術で支え、
“人”の未来への礎を築く企業となる。

私たちの製品は、バイオテクノロジーにおける基礎研究はもとより、遺伝子やウイルス、細胞治療などの最先端の研究に携わる研究者から40年以上に渡って愛され続けています。
私たちは現場の研究者の期待に応え続けていくために、規制概念にとらわれず、常に新しい視点から超音波と向きあい、革新的な提案を続けていくことを約束します。

私たちの製品は、残念ながら大量生産が出来るものではありません。技術者の指先の繊細な感覚をベースに作り上げています。だからこそ、他の誰にも真似できません。
私たちはアナログ技術を研ぎ澄まし、そしてその技術を継承し、最先端の研究を支え続けていくことを約束します。

私たちの製品は、様々な分野での応用が可能です。医療・農水産業・重工業など多分野で超音波技術の応用を促進し、食糧問題や環境問題の解決に貢献することは私たちの使命です。
私たちは“人”が安心して暮らせる未来への礎を築いていくことを約束します。


Sonicbio × SDGs

SDGs

SDGs 持続可能な開発目標とは

2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。(外務省HPより)

持続可能な社会の実現のため、ソニック・バイオはSDGsに取り組んでいます。

私たちは、国際社会が取り組んでいるSDGsに、製品と企業活動を通じて貢献していきます。

  • 農業や水産業といった第1次産業に超音波技術を応用することで、食料の安定確保に貢献します。
  • ワクチンや医薬品の製造、最新の遺伝子治療等に貢献し、全ての人の健康に寄与します。
  • ソニック・バイオにおいては既に女性の能力の発揮が無ければ企業活動の継続はできません。 今後も女性の地位向上に取り組むのはもちろん、ジェンダーの平等を促進します。
  • 社会貢献度の高い製品の開発を続け、働きがいのある人間らしい仕事を創出します。
  • イノベーションの促進に関与し、研究開発従事者を支援します。
  • 地域の文化活動を支援し、住み続けられる魅力的な街づくりに協力します。
  • 超音波技術は薬品を使用しない環境に優しい技術です。さらなる技術の向上を実現し、科学の発展を促します。
  • これまで培ってきたパートナーシップをより強力に、かつ広範囲に展開し、グローバルなパートナーシップの構築を実現します。

会社情報

会社名
ソニック・バイオ(株)
代表者名
伊藤 和雄
所在地
神奈川県高座郡寒川町倉見496-1
TEL
0467-53-8203
FAX
0467-53-8203
設立
2009年6月
資本金
200万円
従業員数
10名
事業内容
超音波応用機器の開発および製造
取り扱い品目
超音波洗浄機
(VALET)
特殊目的洗浄装置
(船舶燃料フィルター洗浄)
超音波細胞破砕装置
(BIORUPTOR・Picoruptor)
連続式超音波細胞破砕装置
(Nanoruptor)
超音波スターラー
(SS-40)
主な取引先
ビーエム機器(株) (株)日本精機製作所
関連会社
(株)ソニックシステムサイエンス
(株)クラミティエ
主な納入先
京都大学 東京大学先端技術センター 東京工業大学 大阪大学
パスツール研究所(仏国) オックスフォード大学(英国) 獨協医科大学
コロンビア大学(米国) キリンビール 清水建設 香川医科大学
花王 大塚製薬 武田薬品工業 農林水産省 慶応義塾大学 千葉大学
名古屋大学 広島大学 東海大学 青森県環境保健センター 近畿大学
国立がんセンター 北里研究所 資生堂 国立遺伝研究所 帝京大学
国際医療センター 北海道大学 東京理科大学 旭化成 大塚製薬
東京大学 東北大学反応化学研究所 島根県農業試験場 東大病院
ソーク研究所(米国) 神奈川県産業技術総合研究所 ナント大学(仏国)
味の素 神経科学総合研究所 日清食品 秋田林業センター など

沿革

超音波洗浄装置

  • 東湘電機(株)設立
  • 組織細胞検査器具を対象とした超音波洗浄装置を開発、同年12月三光純薬(株)より販売開始

1978

S53

BIORUPTOR  UCD-110

  • 東京大学医科学研究所、横浜市立大学医学部より依頼され、超音波による細胞破砕装置の開発を開始
  • 第29回ウイルス学会(東京)へ密閉式超音波細胞破砕装置「BIORUPTOR UCD-110」展示

1981

S56

  • フランス リオン市にあるWHO癌研究所へ「BIORUPTOR UCD-110改良型」納入

1984

S59

  • コスモ・バイオ(株)と密閉式超音波細胞破砕装置「BIORUPTOR UCD-130」の販売代理店契約を締結

1985

S60

  • 高出力細胞破砕装置「BIORUPTOR UCD-200」開発販売開始
  • OLYMPUS(株)よりUC100-D販売開始

UC100-D

UCD130

UCD130

UCD200

1987

S62

BIORUPTOR  UCD-130T

  • フランス ナント大学農芸学部に「BIORUPTOR UCD-130T」を納入

1989

H1

  • 超音波スターラー「SS-40」を開発 第29回日本病理学会に展示
  • (株)日本精機製作所よりヨウカイ君販売開始

ヨウカイくん

SS-40

1990

H2

BIORUPTOR  UCW-201

  • 24検体同時処理可能な多検体処理用細胞破砕装置「BIORUPTOR UCW-201」開発

1992

H4

ハノーバー見本市

  • ドイツ ハノーバー見本市において超音波細胞破砕装置「BIORUPTOR」ならびに超音波スターラー「SS-40」を展示

1993

H5

  • 船舶用特殊フィルター専用洗浄装置「FF-450・FF-550・FF-650・FF750」を開発 日本油化工業(株)へ納入

FF-450・FF-550・FF-650・FF750

FF-750

1995

H7

  • 米国 ソーク研究所へ遺伝子治療実験目的とした細胞破砕装置「BIORUPTOR」納入
  • 第17回分子生物学会世界会議サンフランシスコに「BIORUPTOR」超音波スターラー「SS-40」出品展示
  • ASBMB学会ワシントンDCに「BIORUPTOR」超音波スターラー「SS-40」出品・展示

1997

H9

BIORUPTOR

  • アデノウィルスベクターの調製作成装置として「BIORUPTOR」を第57回日本癌学会にて展示紹介

1998

H10

  • BSE研究目的とした「BIORUPTOR」をつくば動物衛生研究所へ納入
  • 連続式超音波細胞破砕装置「FF-2080」開発 神奈川県産業技術総合研究所へ納入 「スピルニナに含まれるフィコシニアン等の生理活性物質のバイオセパレーション」の研究テーマに携わる

2002

H14

  • 第33回米国ニューオリンズ神経科学会議にて細胞破砕装置「BIORUPTOR」および脱気装置「DM-1」を出品展示
  • カーボンナノチューブ分散装置として強力型超音波実験装置を開発 つくば産業技術総合研究所へ納入

BIORUPTOR

BIORUPTOR

脱気マン

2003

H15

  • フランス パリ市 パスツール研究所へクロマチン構造解析目的として超音波細胞破砕装置「BIORUPTOR」を納入
  • ワシントンDC学会/ミュンヘン産業見本市にて「BIORUPTOR」展示
  • nature誌へ広告掲載

nature誌

nature誌

ワシントンDC学会

2004

H16

  • 「BIORUPTOR UCW310」開発 超音波出力を310Wに向上
  • 「BIORUPTOR UCD250」開発 超音波出力を250Wに向上
  • nature誌へ広告掲載

BIORUPTOR

nature誌

BIORUPTOR

BIORUPTOR UCW310

2005

H17

  • 生産体制強化のためソニック・バイオ(株)設立

2009

H21

  • 「BIORUPTORⅡ BR2006A/BR2012A/BR2024A」開発(東湘電機)
  • 「Picoruptor」製造(ソニック・バイオ)

BIORUPTORⅡ

BIORUPTORⅡ

2012

H24

ソニック・バイオ(株)社屋

  • ソニック・バイオ(株)新社屋完成 神奈川県高座郡寒川町へ移転

2013

H25

BIORUPTOR

  • 東湘電機(株)よりソニック・バイオ(株)へ全ての事業を移管

2016

H28

  • 関連会社(株)クラミティエ設立

2019

R1

  • 研究開発・マーケティング強化のため、(株)ソニックシステムサイエンス設立 

2020

R2

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